前回、今回のオペラ絵本でお世話になりました、森のくじらさんのイラストをご紹介致しましたが、実はこの『夜叉ヶ池伝説』のイラストは、森のくじらさんのイラスト以外にもあります。

イラストと言って良いものか…夜叉堂の傳兵衛さんの資料館には、お話の掛軸があります。

龍神が若侍となり、雨を降らせた代わりに娘を嫁にと言う場面、そして、一目で良いからと夜叉姫が恋しくなり逢いに来た両親に龍神となった姿を見せる夜叉姫…

傳兵衛さんはこちらの掛軸を指しながら伝説について語ってくださいます。

それから、揖斐川町に合併する前に、坂内村教育委員会で作成された絵本もあります。(↓写真は表紙絵)こちらは、非常に詳しく伝説について書き記してあります。

更に最近ですが、神戸町の神戸中学校美術部の生徒さんが、紙芝居を作られました。町のプロジェクトからの製作とのことで、大型絵本のこちらも見応えがあります。神戸町の図書館にもありますので、お尋ねください。

こうして見ると、伝説を世代世代で語り継いで行こうと言う動きがあるように思います。ただ語り継ぐだけでなく、このように目に見える形に残すことは、視覚的印象として記憶されやすく、非常に素晴らしい事ではないかと思います。