夜叉ヶ池伝説道中まつりで舞う龍の長さは21m。

その龍が舞う『龍神道中舞』は、夜叉姫伝説に関わる各所でも行われます。

夜叉堂の次に向かって舞うのは、揖斐川町にある『八丈岩』

実は、夜叉姫は岐阜県側の側室で、龍神には福井県側の正妻尸羅(しら)がいました。

ある時、夜叉姫は龍神の許しを貰い、神戸町安次の実家へ里帰りをするのですが、その時に正妻が嫉妬のあまり夜叉姫を殺そうと企み、実行に移したのが、『八丈岩』がある白石山でした。

しかし、夜叉姫は運良く命拾いし、未遂に終わってしまった正妻は、元の池に戻れなくなったとか…

ちょっと昼ドラのように、ドロドロと愛憎を含むお話ですね。

この白石山は、旧名鉄揖斐線本揖斐駅より東に位置しており、その『八丈岩』は山の中腹にあるようです。が、草木が生い茂っているせいか、遠くから確認出来ず…

道沿いの斜面にしめ縄がある場所しか確認出来ず、残念ながら登山道の入口もわかりませんでした。

白石山の隣りには、白石川も流れています。国道に面した山で、あっという間に通り過ぎてしまいますが、ドロドロとしたお話があると知ると、もしかしたら何かを感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

 

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