こちらは夜叉堂。

岐阜県神戸町(ごうどちょう)安次(やすつぐ)にあります。

泉鏡花の戯曲に『夜叉ヶ池』という作品がありますが、これはこの夜叉堂と、岐阜県と福井県の県境三国ヶ岳の山中にある夜叉ヶ池(旧名称は美越(みこし)の池)に伝わる夜叉姫伝説を基にしています。

夜叉姫と呼ばれる女性が、村を干ばつから救った龍神の妻になった、美しくも哀しい伝説。その夜叉姫を夜叉龍神としてお祀りしているのが、生家であり、本宮のこの夜叉堂なのです。

今年度は、この夜叉姫にも関するオペラ絵本を制作公演する予定で、先日その視察にと、夜叉姫に関する場所を巡りました。プチツアー、大人の遠足ですね。

夜叉姫の父、安八太夫のご子孫で、代々ご当主がその名を名乗る石原伝兵衛さんからも、貴重なお話を伺いました。

さて、次の目的地は…次回に続きます。

 

#ぶんかのタネ #オペラ絵本