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オペラ絵本「かすみの渓の一助」

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親子でオペラ絵本を楽しんで頂けるようご用意いたしました。誰にでも鑑賞して頂けるよう、こちらのオペラ絵本は無料鑑賞できます。

◆オペラ絵本Vol.01:「かすみの渓の一助」(00:54:17)
この物語は、西暦1600年頃に起きた岐阜県揖斐郡池田町に残る災害の歴史と、それにまつわる伝承「小僧ヶ滝」を題材としております。いつまでも地域にこの伝承を語り継ぐことで郷土愛が心に宿ることを願って制作致しました。最後までごゆっくりどうぞ。

◆池田町オペラに親しむ会 代表 石田香里
池田町の伝承「小僧が滝(一助物語)」を音楽劇にし、池田町の音楽財産となるよう、台本・作曲完成を目標としました。2002年にも、この物語は岐阜県教育文化財団等により、オペラ化され公演されました。しかしオペラ公演には、膨大な舞台セットや多くの演奏者、稽古期間が必要になり、このような創作ものに至っては、再演の見通しが立たない、一回限りの公演であることが殆どです。また当時の公演場所は大垣市であり、池田町の物語を池田町内でとの思いから、制作・公演を目指しました。絵本の読み聞かせのように、気軽に鑑賞出来、機材やセット、演奏者もコンパクトに、小さな子どもも楽しめ、また再演性を高くする為にはと考えた末に、『オペラ絵本』と言う新しい手法に辿り着きました。民話を基にした台本を脚色依頼し、作曲家には新たに曲を作っていただき、イラストレーターの方には絵本風なイラストを描いていただきました。伝承がオペラになるケースは昨今では多数ありますが、このようなオペラ絵本と言う形は画期的で初めてです。また、プロの演奏者だけではなく、地元・池田高校演劇部の皆さんにもご出演いいただいたことは、演劇の世界で活躍する高校生自身にとっても大変刺激的な体験だったと感想をいただきました。演奏構成はシンプルでありながら、高クオリティーであり、この機会にもっと多くの町民、特に子どもたちに鑑賞して欲しかったですが、子どもたちからは楽しかったとの声を聞くことが出来ました。中央公民館の大ホールとは違い、演奏者と鑑賞者との距離が近すぎる程でしたが、臨場感溢れる演奏とイラストで楽しんでいただくことが出来ました。平成28年度をもって解散致しますが、このような作品を池田町に遺すことが出来、次世代への良い引き継ぎになったのではないかと思います。
※この団体の活動は、現在「特定非営利活動法人ぶんかのタネ」に引き継がれています。

◆オペラ絵本レシピ(ご参考までに)
・民話
・民話の調査(学識者、学芸員の協力)
・台本
・作曲
・絵本
・会議室(ネットワークのフェースブックを使った会議を並行)
・本番会場
・施設の協力
・パソコン(ソフト/パワーポイント)
・プロジェクター
・簡易PA
・オペラ歌手(質の高い声楽家)
・読み聞かせを担う方(今回は地元の演劇部有志)
・電子ピアノ
・その他楽器(協力してくれる周辺音楽の専門家)

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